11月のサイエンスは「力の分散」
今月の〈サイエンス〉プログラムでは、力の分散
について学びました。
まずは、みんなに質問です。
「まだ誰も歩いていない、ふわっふわの雪の上を
歩くとどうなりますか?」
「埋まる!」
「長靴が埋まって、足だけスポッと抜けちゃう!」
「では、スキーやスノーボードをしたことある人。
スキーやスノーボードは、ふわふわの雪の上でどうなる?」
「ちょっと沈むけど、埋まらない」
「普通に滑れるよ!」
力は、当たる面の大きさだけ分散します。
雪国育ちのみんなは、感覚的にそのことを知っていました。
大実験「紙の上に人は乗れるか?」
ここからは実験です。
「コピー用紙を丸めて作った筒があります。
人が乗ることはできるかな?」
「絶対できない」
「もしかしたら乗れるかも…?」
意見が分かれました。
では、実際にやってみましょう。
残念ながら、筒はつぶれてしまいました。
では、筒を何本か並べたらどうなるかな?
6本の筒の上に、国語辞典を乗せてみます。
当たる面を大きくしたら、乗せることはできるでしょうか。
子どもたちの予想は、0冊~5冊でしたが、
その表情は「本当に乗るかな?」と半信半疑の様子です。
では、実際にやってみましょう。まずは1冊目。「乗ってる!紙もつぶれてないね!」
子どもたちから、驚きの声がもれました。
続いて2冊目、3冊目。慎重に乗せます。まだ大丈夫そうです。では4冊目。
「緊張して手が震える!!」
辞典を乗せる子も、見守る子どもたちもドキドキです。
無事に4冊目も乗りました。
続いて5冊目。
そーっと乗せましたが、5冊目で紙筒はつぶれてしまいました。
「6本の紙筒に国語辞典は4冊乗りました。
辞典は1冊で1キログラムより少し軽いくらいです。
みんなが乗るには、紙筒は何本必要かな?」
「えー?100本くらい?」
「じゃあ紙筒を100本並べてみよう!」
「数えながら並べよう。1,2,3…」
「あっ!これかけ算使えばいいんじゃない?」
2年生がひらめきました。
「100本だから、10×10で並べよう」
こうして並べた100本の紙筒の上に、均等に力が
加わるように厚手のボール紙を乗せます。
ボール紙の上にゆっくりと立ってみます。
腕の力で体重を支えながら立ち上がり…
そっと手を離すと、立てました!
「えー!本当に立てた!!」
「紙もつぶれてないよ!」
「すごいね!紙の上に立てるんだね!」
子どもたちは大盛り上がりです。
このあと時間の許す限り、順番に紙の上に乗り
「力の分散」を体感しました。
驚くような体験は、子どもたちの記憶に強く残ります。
実験を“実際にやってみる”ことを通じて、
「もっと知りたい、やってみたい!」という気持ちを
育んでいきます。
次回の〈サイエンス〉もお楽しみに♪
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