ばら組では今年もバケツ稲に挑戦しています。
昨年は初挑戦ということもあり、お米にはな
りませんでしたが、昨年の反省点を踏まえて
お米の収穫を目指します。
まずはお米の芽出しから始めました。
「暖かい場所に置く」事がポイントなので、
ばら組で一番暖かい場所ってどこかな?と、
自分たちで考えて置く場所を決めました。毎
日お水を取り替えながら観察し、芽が出てく
るのを今か今かと楽しみにしながら待ちまし
た。
数日後、芽が出てきました。
今年はお米農家が行う「苗代(なわしろ)」
という工程を取り入れてみました。
苗代とは小さな田んぼのような場所を作り、
その中で芽と根を育てます。バケツに植えれ
る大きさになるまでお部屋で成長させました。
同時進行で、土の準備もしました。黒土・赤
玉土・鹿沼土の3種類を混ぜて、日光で乾燥
させます。太陽の光を浴びることで、微生物
が活性化し稲の成長を助けてくれます。
芽が大きくなってきたので、いよいよバケツ
にお引越しです。バケツに干した土と肥料と
水を入れてしっかりと混ぜます。
最初に入れた水が土に吸収されていく様子や、
土がどんどんと重くなることが面白かったよ
うで、
「お水がなくなってきた!」
「土が重くなってきたよ!…なんで重くなる
んだろ?」
疑問がたくさん浮かんできました。しっかり
と混ぜたら稲を植えていきます。
「大きくなーれ!」
気持ちを込めながら植えました。
今年こそお米を収穫できるように、ばら組で
お世話を頑張ります。
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土の種類や育ちの違いの不思議を「なぜ?」
と考える様子が増えてきました。この時期の
なぜ?を解決していことは知的好奇心を大き
く広げるきっかけになります。この時期を大
切にしながら楽しく栽培に取り組めるように
サポートしていきます。
厨房 大西拓也
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