11月17日は、すみれ・さくら・ぱんだぐみによる発表会園内練習がありました。
年中すみれぐみの劇はグリーンマントのピーマンマンです。子どもたちにとってはどちらかというと嫌われ者のピーマンが大活躍するお話です。
「のどいたバイキン」や「はらいたバイキン」をどんどんやっつけて、気がつけばみんなのヒーローになっていたピーマンマン。苦手な食べ物もその栄養や効能を知ることで、見方が変わってきます。 これも立派な食育ですね。 当日は野菜たちの色鮮やかな張り子の帽子や小道具、大道具にもご注目を。 年長さくらぐみのちからたろうは、お風呂が嫌いなおじいさんとおばあさんが、自分たちの垢で作った「あかたろう」が、成長をして「ちからたろう」となり、力自慢をしながら最後には悪者を退治するという痛快なストーリーです。
随所に使った子どもたちの足音による効果音や、力比べの勝負の様子、村の娘の踊りなどたくさんのみどころがあります。 また、今回の発表会の中で唯一の和物です。当日は浴衣姿の子どもたちが、力いっぱい演じます。女の子による力強い太鼓の演出にもご期待くださいね。 飯を食うことが大好きで、褒美にも腹いっぱいの飯を要求する、欲のなさも、さくらぐみの魅力です。
年少ぱんだぐみさんの7ひきのこやぎは、かわいいかわいい仲良しやぎの家族のお話が、原作に忠実に進みます。
おおかみの怖いしわがれ声や、首をかしげて相談するこやぎ、しっかり母さんのムードたっぷりの母やぎ、そして、おおかみのおなかから飛び出してきたこやぎのひとことなど、どれも「おみごと!」と声をあげたくなる名演技です。
日常のごっこ遊びで、毎日楽しい役をたくさん演じてきたのでしょうね。中にはちょっと気乗りのしないお友だちがいても、自分の役はしっかり演じるマイペースなところもぱんだぐみさんらしさです。さてさて当日はどんなやぎさん一家になるのでしょうか。
先生の選んだBGMや細かな演出もみどころです。
年長さくらぐみさんの楽器・となりのトトロは、子どもたちの表情に達成感があふれています。きっと早い時期からの楽器の活動の取組の成果ではないでしょうか。
年長さんみんなに共通することですが、楽器は、どの子もみんな大切な役割を持っていると自覚し、集団の力を感じてほしいと願って選んだ演目です。本番では担任が指揮をして、クラスとしての団結を感じてもらうため、ピアノは他学年の先生に弾いてもらうというスタイルを取っています。
また、歌・夢をあきらめないでは、聞いている先生たちが思わず背中を押された気分になる詩の内容です。
みなさんも歌声を聴きながら、ぜひ、自分の夢を思い描いてみてください。
園長 曽根 香子