きっかけは、子どもたちに全身を使って大きな
絵を描かせてあげたい!
そこからいろいろ考えて、フィンガーペイン
トで色を塗ったら楽しそう!と始まりました。
どんな色にしようか?
子どもたちが自分で色を選びました。
「わたしはとみずいろがいい」
「ぼくはみどりいろ!」
思い思いの色を伝えて紙皿に入れてもらいます。
大きな白い紙を目の前に
「どうしようかな・・・」とちょっと困っていた
子どもたちですが、
一人の子が手のひらや指でどんどん塗って
行きます。
「わたしもやる~!」
「ぼくもぼくも~!!」
どんどん白い紙が青や緑、紫で塗られて生きいます。
「なんだか海みたいだね~」
「空にもみえるね」
だんだんと大胆になってきて・・・
絶妙に混ざり合った絵具の色がとても素敵に
塗られました。
午後からは
「海みたいだから魚作ろうよ」
と魚を作って貼りました。
すると・・・
魚たちが本当に泳いでいるみたい!
もっと作る!と盛り上がり
素敵な海ができました。
「またやろうよ」
「楽しかったね」
つき組の保育室は大きな海になりました。
☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~
思い思いに絵具を塗っていたのに、いつの間
にか、友だちと絵具を交換したり、友達の
塗った上から塗ったり、手で広げたり・・・
不思議なことにけんかやトラブルになりません
でした。
「この色好き」
「ここきれいだね」
と友だちの塗っている色も認める言葉が
出てきます。
自分が満足すると周りのお友だちも受け入れる
ことができる。
このような活動をこれからも行っていきます。
2歳児担任 主任 冨山 繁美