今回は、SIDS訓練の様子をお伝えします✨
乳幼児突然死症候群SIDSという言葉を
聞いたことはありますか?
乳幼児突然死症候群SIDSとは、原因は
はっきりしておらず、それまで元気だった
赤ちゃんが、事故や窒息ではなく、眠って
いる間に突然死亡してしまう病気です。
訓練内容は、園長不在時ににじ組(0歳児)
の園児の一人が午睡中に呼吸をしていない
ことを職員が発見したという想定で実施
しました。
子どもの意識、呼吸の有無を確認した後、
大きな声で助けを呼び、胸骨圧迫を開始します。
職員が駆け付けた際に、一人一人に行動指標
カード(アクションカード)を手渡します。
アクションカードには、やるべきことが細かく
記載されているため、緊急時でも焦らずに
迅速に対応できるようにしています。
AED(訓練用)到着後、音声案内に従って、
電気ショックを行います。
大人と小児のパットを貼る位置の違いや、
使い方を実際に訓練用のAEDを使用しながら
確認していきます。
同時進行で、保護者や園長への電話連絡、
他クラスの職員にも周知を行っていきます。
名古屋市では救急車が通報から現場到着までの
平均所要時間は9分と言われています。
9分間、職員で胸骨圧迫と人工呼吸を行いました。
最後は、救急車が到着し救急隊員役の職員に
記録係が記録した緊急時記録用紙に沿って
状況を確認し、訓練を終了しました。
また、訓練後には訓練時に心肺蘇生を行った
職員以外にも心肺蘇生、人工呼吸、AEDを実際
に行い、力加減や動きの確認も行いました。
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保育園では、午睡時に5分毎に職員が視診
しながら呼吸や体動を確認しています。
また、「icuco(イクコ)」というボタン式センサー
をお腹に取り付け体動を検知し、iPadと連動
させるという補助機も使用しています。
これらの対策とともに、今回の訓練を職員全体
で振り返り、子どもたちの安全を確保できるよう
に日々保育を行っていきます。
ひかり組担任 吉川 まなみ