園の様子 / お知らせ

Sorairo koramu vol.5

(Sorairokoramuとは?)
日々の子どもたちの園での姿を、園の保育
方針や保育観を織り交ぜながらお伝えする
新しい試みです!
子どもたちの写真メインではなく、文章が
メインとなるので、お時間があるときに
ゆっくり読んでいただけるとうれしいです。
不定期でお届けしていきます☆
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【Vol.5 姉妹園研修を終えて➀】

先日、札幌の姉妹園の、認定こども園
はなぞので開催された研修会に参加して
きました。

姉妹園はなぞのさんの、園舎・保育環境の
視察プラス、この研修会には、東大名誉教授
の汐見稔幸(しおみとしゆき)先生が、実際に
園内を一緒にまわりながら、その場で保育の
気づきをお話いただくという内容でした。

汐見先生は、保育業界の世界では誰もが
知る存在で、私も著書を何冊も拝読していま
したので、実際にお会いしてお話を聞ける
という貴重な経験でした。

今回は、認定こども園はなぞのさんの園舎
の様子をお届けします。(次回は汐見先生の
研修で感じたことをお届け予定です。)

まず園舎の玄関で目に飛び込んでくるのは、
園内の「緑」の多さです。自然物を意識的に
取り入れ、自然物の暖かみや、癒しの効果が
子どもたちに良い影響をもたらします。
緑を増やすことは、吹上そいろ保育園でも
取り入れている最中です。

次に目に入ってきたのは、子どもたちの作品
です。子どもたちの作品はすべてアート!
というような展示の工夫・取り組みがありました。
はなぞのさんは、イタリアの「レッジョエミリア」
という教育理念にインスパイアされており、
園長先生はイタリアまで実際にあしを運び、
自園の保育に取り入れられています。その姿勢
は私も見習わなければと思います。
製作で絵具などがついたシャツも、子どもたち
の軌跡(作品)として、展示されていました。

1歳児さんの保育室を覗くと、全身絵の具で
もみくちゃになった子どもたちの姿があり
ました。
床や机、ところかまわず絵の具で彩られて
いました。
床や机に絵の具がつくと、ついその後の片づけ
の大変さを考え、「ここに描くのはダメ!」と
否定的になってしまいがちです。
しかし、「子どもが主体的に活動できるように
否定的にならず尊重する。」という理念のもとに、
この活動一つをとっても、思いを感じました。

また、保育室のコーナーには、木や石・季節の
自然物の「素材」がたくさん用意されていま
した。
大人にはオモチャにみえない素材も、子どもたち
にかかると、思いもかけない作品が出来上がります。
素材から想像力を働かせ、自分の作りたいものを
具現化する。という工程が、学習意欲を高め、関心
を抱く事柄を選択する力が生まれるのだと思います。

園内には、子どもたちが「ワクワクする!」
ことができる環境が用意されていました。
園に戻り、どんなところを取り入れること
が出来るか楽しみです。

次回に続きます!

園長 石田 優貴
















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