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〈サイエンス〉ソーマトロープで遊ぼう

ソーマトロープって何?

ソーマトロープとは、1825年に発明された
おもちゃです。カードの両面に異なる絵柄を描き、
それを高速で回転させて遊びます。
2枚の絵を交互に見せることで前に見た絵の残像が
残り、表と裏の絵が重なって1枚の絵のように見える
視覚の「残像効果」を利用したおもちゃです。

「今回は、200年くらい前に考えられた、
ソーマトロープというおもちゃを作ります!」

「えっ200年前?」
「どんなおもちゃ?」
「おもちゃって作れるの?」

子どもたちの反応はさまざま。
みんなの生まれるはるか前に作られたおもちゃが
どんなものか、まだ想像がつかない様子です。

「表と裏に違う絵を描いてくるくる回すと、
2枚の絵が重なって見える不思議なおもちゃです。」

子どもたちの顔にはハテナ?がいっぱい。

「絵が重なって見える?どういうこと??」

そんなときは、実際に体感してみるのが一番です。
見本のソーマトロープを使って、やってみましょう。

「軸の部分を両手ではさんで、こすりあわせて
カードを回転させてごらん。絵をじっと見ると…?」

「こうやってこすればいいのかな…?」

「わ!本当だ!」
「表の絵と裏の絵が一枚に見える!」

「どうして?不思議!」
「すごい!すごい!」

教室のあちこちから歓声が聞こえてきました。
子どもたちは大盛り上がりです。

ソーマトロープはギリシャ語で
「驚きの(ソーマ)回転(トロープ)」という意味。

子どもたちは「驚きの回転」を体験し、
不思議な現象を自分の目で確かめることができたようです。

ソーマトロープを作ってみよう!

見本のデザインを参考にしながら、
オリジナルのソーマトロープ作りに挑戦です。

思いついたアイデアを次々に描きこんでいく子もいれば、

お友達のアイデアを聞きながら発想を広げていく子も。

絵を描いたカードに、軸となるストローをつけたら完成です!

みんなで遊ぼう♪

子どもたちの自由な発想で、いろいろなデザインの
ソーマトロープができあがりました。

「見て見て!」と、子どもたちは自分の作品を
誇らしげに見せてくれました。

「僕のは、恐竜が火を噴くんだよ。」

「これは変身するところ?」

自分の作ったものを楽しむだけでなく、
工夫したところをお友達に説明し、
お互いのソーマトロープを交換して遊ぶ姿が
あちこちで見られました。

「自分で作るのも楽しいけど、友達の作ったのも
面白いし、このおもちゃは何倍も楽しめるね!」

…という声も聞こえてきました。
200年前のおもちゃ作り、子どもたちは存分に
楽しんだようです。
今後も、「もっと知りたい!やってみたい!」という
気持ちを育む実験や工作を行っていきます。

次回もお楽しみに♪

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