はなぞので食べる毎日の給食は7名の職員で作られています。
多い時には400食近くの食事。
家庭で作る食事の量をはるかに超えています。
「食べること」は一生続く学びです。保育の一つとして考えます。
様々な種類や栄養素を考え、野菜たっぷりの家庭的な食事の
提供までには厨房の先生たちの様々な工夫があって提供されます。
今回は子ども達の食事ができるまでを見てみましょう。
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まずは準備です。
厨房は衛生環境をしっかりと管理している場所です。
毎月の検便検査や体調管理を報告した後に、
制服に着替え、マスクと帽子を着用。コロコロを体中に
かけ、爪ブラシを使用して隅々まで洗ってから厨房に入ります。
8:00 仕込み開始
こちらは「車麩のチャンプルー」のメインになる車麩です。
こんなにたくさんの車麩を使うこと…なかなかないですね。
大量の野菜の切り込みからスタートします。
メニューによってはフォードプロセッサーを使用してカットします。
果物は月齢に合わせて切り方をかえていきます。写真のオレンジは
カット方法は3つあります。
乳児クラスは一度にとれる食事量が少ないので、
朝のおやつ朝おやつが提供されます。
おやつといってもメニューは、大根やニンジンなどの根菜の煮物から、
ウェハースやチーズ、小魚など様々。
小さくカットして一口サイズにしたり、スティック状にして握って食べられるよう
乳児さんの成長に合わせて用意しています。
9:30 朝礼
切り込みがおわったら朝礼です。
本日のメニューの内容や、工程の確認。アレルギー児の伝達事項などを
全員で共有。そして身だしなみの最終チェックをして調理開始です。
続いて昼食です。
メニューによっては大きな回転窯を利用して一気に作ることもあります。
認定こども園で提供する食事は果物以外基本的には生ものは使用しません。
野菜などもスチームコンベクションを利用し、加熱をして提供をしています。
それぞれの職員が主菜、副菜、デザート、食器の仕分けを担当し、
最初の乳児提供時間までに一気に仕上げていきます。
この時の厨房内はとてもすごい熱量。
各担当の食事ができあがると次は検食です。すぐに職員室へ。
管理者と一緒に今日の給食についての説明をし、検食を行います。
検食がとおったら各クラスへ配膳します。
それぞれのクラスに、その日の食数にあわせてグラム数をはかり配膳をすすめます。
11:30
受け取った職員は各クラスで配膳。
いただきます!!
子ども達がおいしく食べるその姿と、空っぽになった食缶をみて、
また次も頑張ろう!とおもう厨房メンバーです。
午後からはおやつの準備と洗い物です。
コロナウィルスが流行する前には、幼児お誕生会や乳児クラスの
参観日などで、実際に保護者の方にも食べていただく機会を設けていましたが
感染対策の関係上、今は中止しています。徐々に状況が変わり、
また保護者の方にも食べていただく機会がくることを願っています。
最後に…
はなぞのでは一緒に働いてくれる厨房メンバーも随時募集しております。
お子さまを園に預けながら、子ども達が食べる食事を一緒につくりませんか?
詳しくは園までお問い合わせください。
はなぞの 厨房
多田