PAGE TOP

お知らせ

ひかりの小窓

  • お知らせ

みなさま、こんにちは。園長の鈴木恵子です。
新緑の美しい季節となりましたね。今日からこのブログで、私が日々の生活の中で出会った「子どもたちの素晴らしい育ち」のエピソードを、シリーズでお伝えしていきたいと思います。
第一回目は、私の心を温かく震わせた、ある日のトイレでの出来事です。
「そっと」に宿る、大きな思いやり
それは、お昼前の少し慌ただしい時間のことでした。
ふとトイレの入り口に目をやると、一人の女の子が立ち止まっていました。
彼女は自分がトイレに入るわけでもないのに、入り口でしゃがみ込み、バラバラになっていたスリッパを「そっと」手で揃えていたのです。
誰に言われたわけでもありません。
「先生、見てて!」とアピールするわけでもありません。
ただ、次に使うお友だちが履きやすいようにと、静かに、丁寧に。
その小さな背中を見たとき、私は胸が熱くなりました。彼女の中に、「自分以外の誰か」を想う優しい心が、確かに育っていると感じたからです。
「育ち合い」という魔法
ひかりが大切にしている言葉に「育ち合い」があります。
大人が「スリッパを揃えなさい」と教え込むのは簡単です。しかし、彼女が見せてくれたのは、知識としてのマナーではなく、心が動いた結果の行動でした。

  • 誰かが気持ちよく過ごせるように。
  • 美しい状態が心地よいと感じる感性。
    こうした姿は、周りの子どもたちにも伝播していきます。一人が揃えれば、それを見た子が「あ、きれいだな」と感じ、また別の子が真似をする。大人が教壇に立って教える「教育」よりも、子ども同士が互いの姿に影響を受け、共に高まっていく。
    これこそが、私たちが理想とする「自発的な育ち」の姿です。

特別な英才教育よりも、こうした「日常の何気ない瞬間に現れる優しさ」こそが、これからの長い人生を支える根っことなります。
あの子が揃えてくれたスリッパを次に履いた子は、きっとその「整った心地よさ」を無意識に受け取ったはずです。目には見えないけれど、確かな優しさのリレーが、今日も園のあちこちで生まれています。
ご家庭でも、お子様の「小さな、そっとした優しさ」を見つけたら、ぜひ一緒に喜んであげてくださいね。


認定こども園ひかり
園長 鈴木恵子

お問合せはこちらから