園の様子 / お知らせ

食育通信⑨

うさぎ組で夏の間から大切に育てていたひょ
うたんがついに完成しました。夏場の間は実
が出来てもすぐに腐ってしまい、収穫できた
ものは3個。
そこからひょうたんの中にある種を腐らせる
為に、2週間水の中に漬けました。うさぎ組
の子どもたちからは「今日はもう腐ってる?
」「全然臭いがしないねぇ。」「ひょうたん
はまだできない?」と毎日気にする声が聞こ
えました。
しかし、気温が低く2週間では腐らなかった
為、1か月水に漬けると良い感じに腐ってき
ました。しかし、実が薄かったせいか、その
過程で1個は完全に溶けてなくなってしまい
、1個はドロドロになってしまいました。
その中で残った1個のひょうたんは表面の薄
皮を剥がしてから、乾燥させました。
1週間干したらついにひょうたんの完成です
。思っていたものよりずっと軽く、叩くとカ
チカチととても良い音がしました。
「ひょうたんって軽いんだね!」「たまごみ
たいだよ!」「どうやって食べるの?」とい
う質問も飛んできました。
ひょうたんは食べる事はできないけれど、昔
の人はこれに水を入れて飲んでいたんだよと
伝えるとビックリしていました。
そして、みんなの変わりに悪い物(鬼や幽霊
や病気など)から守ってくれるんだよ!と話
すと、「じゃぁ、玄関において!そしたら入
ってこれないよ!」という事で、玄関の入口
に飾ってありますので、ぜひ触ってみてくだ
さい。
たくさん出来たら楽器を作ろうと思っていま
したが、1個だったのでうさぎ組を守ってく
れるお守りとしてクラスに飾ります。ここま
で大切に育ててくれた事と、ひょうたんの形
を覚えてくれたので、ひょうたんの形をした
お菓子作りを予定しています。どのようなお
菓子になるかはお楽しみに。
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ひょうたんは人類が初めて栽培した作物とも
言われており、楽器や水筒、日本ではお守り
や幸運のアイテムとして親しまれています。
食べる為ではない栽培も楽しかったね。

厨房 大西拓也

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