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料理通信①(5月の話)

☆5月の二十四節季カレンダー☆

5月1日  八十八夜(はちじゅうはちや)
5月5日  立夏(りっか)
5月21日 小満(しょうまん)

【八十八夜】
立春から数えて88日目にあたる日で、農作
業を始める目安。












【立夏】
夏の気配がし始める頃。












【小満】
万物が成長して天地に満ち始める頃。












☆行事食☆
かしわ餅・・・起源は江戸時代の初め頃で、
当初は塩あんで、小豆あんや味噌あんになっ
たのは江戸時代後期から。かしわ餅を包む動
作が神前で拍手を打つ姿に似ていることから、
武運を願う端午の節句にふさわしいとされま
した。西日本では柏の木が自生しないため、
代わりに「粽(ちまき)」を食べる傾向があ
ります。










先月は桜餅を紹介し、桜餅は葉っぱと一緒に
食べますが、かしわ餅の葉っぱはどうしてい
ますか?実のところ食べて害があるわけでは
ありません。ですが、あまりオススメはしま
せん。理由は食べる用に加工されていない事
が多いので、筋っぽくて硬く、青臭い匂いも
します。製品によっては柏の葉をビニールで
作ってある物があり、子どもでは気づかずに
食べてしまう事もあります。












ー料理のワンポイントアドバイスー
3~5月くらいまでは筍が旬です。この時期
にしか堀りたての筍はでてこないので、皮つ
きのまま茹でるのがオススメです。真空パッ
クや缶詰になっている筍とは全くの別物で、
新鮮な筍はミルクのような甘い香りがします。










筍を煮る時はアクやえぐみを抜くために米ぬ
かを入れますが、米ぬかが無い時などは大さ
じ2の生米を一緒に入れて煮るとアクが抜け
ます。皮付きのまま煮ることで、皮の成分が
実を柔らかくしてくれます。
アク抜きの方法は他にも、小麦粉・大根おろ
し・重曹・米のとぎ汁など、さまざまあるの
で、ご家庭にあるものでお試しください。
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普段何気なく食べている行事食や、食材など
にはいろいろな秘密や起源があります。今後
も料理通信などで伝えしていきます。

厨房 大西拓也

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