年々、世界を身近に感じることが多くなってきました。幌北学園では、子どもたちの将来の可能性を広げるためには、グローバル感覚を育むことが大切だと考え、英語に触れる機会を多くつくっています。
【英語あそび】
母国語の習得は、赤ちゃんの頃からたくさん聞く・話す体験を積み重ねることで、少しずつ身についていきます。英語も母国語の習得と同じように、聞く・話しかけられる・自ら発信する場面を日常的にたくさん経験することで、自然に「身につける」ことができます。
学園では、全園に「英語あそび」として、専属の英語講師とオールイングリッシュで過ごす時間を設けています。
英語で歌ったり、ゲームなどをしながら、講師が「Please stand up!」など英語で話しかけますが、日本語で説明しなくても表情や仕草などで伝わります。伝わりにくい場合も、子どもたち同士が協力し合い、講師に質問して伝えようとするなど、自然にコミュニケーションできています。
最初のうちは、外見や言葉が違う講師に戸惑う子どももいますが、一緒に過ごすうちに、いつの間にか子どもたちにとって「大好きな先生」になります。
一部の園では、英語講師が園に常駐し、「英語あそび」の時間以外でもバス添乗をしたり、給食の配膳をしたりと、園の職員として保育に参加しています。他の職員同様に、子どもたち一人ひとりに寄り添うことで深い信頼関係が育まれ、子どもたちにとって身近な存在になっています。
【もっと!を叶える-英語アフタースクール】
「英語あそび」の時間に加えて、3歳児以降のお子さまを対象に、少人数制のアフタースクールを開講しています※。
オールイングリッシュの環境で、「子どもたちの成長に合わせてステップアップしながら、「読む・書く」の力を育んでいきます。「英語あそび」と同じ英語講師が行うレッスンなので、気軽にまなびを継続できるというメリットに加え、レッスン開始まで預かり保育を無料で利用できることも好評です。
※一部の園を除く
【異文化交流プログラム】
子どもたちや職員の異文化交流を目的として、外国人の先生が園に1~2か月滞在し、保育に参加しています。さまざまな国や地域のあそびや文化、英語以外の言語に触れる機会になり、自分たちが住む「日本」を意識することにも繋がっています。
昨年度は、エジプトとイタリア出身の2名が札幌の各園をまわり、古代エジプトの衣装を作って着てみたり、おままごとでピザやジェラートを作ったりと、子どもたちも興味津々で楽しみました。今後も交流を通して多様性を受け入れる広い視野や考え方(グローバル感覚)を育んでいきます。
■2012年から、たくさんの国や地域出身の先生と交流を行っています。
〈累計18か国25名〉
ドイツ、エクアドル、スペイン、カナダ、モンゴル、チェコ共和国、タイ、ポーランド、インドネシア、ハンガリー、ジョージア、ベトナム、トルコ、チュニジア、リトアニア、エジプト、イタリア