今年4月に新園舎で開園した「入曽そらいろ保育園(埼玉県狭山市)で、学園の職員を対象とした公開保育・研修会を開催し、関東にある姉妹園のほか、札幌・中部・関西の各姉妹園から15名参加しました。
会場となった姉妹園「入曽そらいろ保育園」は、育児担当制の乳児保育、ビュッフェスタイルの給食、あそびを広げられるよう窓外のウッドデッキまでフラットに繋がる保育室、1階の保育室から玄関を介さずに自由に行き来きできる園庭など、子どもたちの主体性を育む保育がしやすいような園舎になっています。
さらに、造形や絵画など制作専用のお部屋「アトリエ」には常に様々な素材を用意して、子どもたちの想像力によって自由な活動ができる環境をつくっています。
研修会では、まずレッジョ・エミリア・アプローチで、子どもたちと一緒に絵の具あそびや造形あそびを楽しみながら、子どもたちの主体性を伸ばす保育・生きる力を育む活動を体験しました。
保育室から繋がるウッドデッキに大きな白い紙を用意。
絵具の色を混ぜ合わせたり、手形や足形、小石のスタンプ、指で描いたり身体に塗ったり、水のスプレーで絵具を伸ばしたり、先生も絵具だらけになりながら、とにかく自由に色や感触を楽しみました。
子どもたちと同じ目線で遊びながら、様々な発見が興味に繋がってあそびが広がっていく様子を実感。子どもたち一人ひとりの興味喚起や興味をひろげるにはどんな環境設定が必要なのか、一人ひとりの興味を広げるにはどのような声掛けをするかなどを体験をとおしてまなびました。
午後には園が普段から行っているビュッフェ形式の給食を体験。
ビュッフェ形式での給食を通して「食」の大切さや給食提供で大事なこと、大切にしたいことなどを改めて考えるワークショップを行いました。
より良い保育にしていくためにはどのようなことが必要かなど、様々な視点で意見を出し合いました。研修で感じ学んだことを各自持ち帰り、各園での実践に繋げていきます。
今後も継続的に学園内の研修を行い、それぞれの園の特性を活かしながら「一生ワクワク生きてく子」を育む保育を目指し、常に見直し、アップデートを行っていきます。