6月に入ると入曽そらいら保育園の周辺でも
さまざまな植物や果実が実り、枇杷や梅の実
を見かけることがあります。
梅はこの時期にしか出回らないので、初夏の
雰囲気を味わってもらうためにも、梅シロッ
プと梅干作りを計画しました。
そもそも、子どもたちは梅を知っているだ
ろうか?そこで、梅を用意して「この実はな
ーんだ?」とクイズをしてみると、「りんご
!小さいりんごだよ!」「良い匂いがするか
ら、、、桃!」「え?青いリンゴだってある
からりんごだよ!!」と、予想の多くが「り
んご」でした。
「梅」を使って梅ジュースを作りたい?と聞
くと満場一致で大賛成!さっそく梅仕事に取
り掛かりました。
梅のヘタを取る作業と、その梅の実と氷砂糖
を交互に入れる作業を手伝ってもらいました。
梅のヘタを取るのが楽しかったようで、あっ
という間にたくさんのヘタを取ることができ
ました。
ヘタを取り除いた後は洗浄し、水気をふき取
り氷砂糖と梅を交互に入れます。
梅と砂糖を入れたらジュースになるけど、反
対にしょっぱい塩を入れたらどうなると思う
?と聞くと「ジュース!しょっぱいジュース
!」さて、梅+塩はどうなるのか。子どもた
ちには絵本や図鑑などで答えを自分たちで探
してもらいたいと思います。
幼児クラスはランチルームで給食やおやつを
食べますが、ある日「おみそってどうやって
作るの??」と、聞かれました。どうやら豆
で作ることは知っているようでした。
日本の食事の中でも、味噌はさまざまな料理
に使われますが、「大豆」という豆にこだわ
らなくても「豆」であれば味噌を作ることが
できます。
職員室の横にさまざまな「豆」から仕込んだ
味噌を熟成を兼ねて置いています。登降園の
際に子どもと一緒にぜひ観察してみてくださ
い。
大豆、小豆、金時豆、黒豆、白花豆、紫黒豆
、ひたし豆の7種類あります。この味噌がど
う熟成していき、どんな味になるのか乞うご
期待!
(※熟成の過程でカビてしまい全滅してしま
う可能性もありますが…。)
年明けの1月に幌北学園グループの姉妹園で
作った手作り味噌の品評会を実施予定です。
そこに7種類のうちから一番おいしい味噌を
出そうと計画中です。
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季節がおりなす自然の恵みを生活の中から感
じてもらい、その中から子どもたちの「なぜ
?」「どうして?」という好奇心の芽を出す
ために今後もさまざまな活動をしていきます。
厨房 大西拓也