3/12(土)春を思わせる暖かい快晴の中、
第4回下落合そらいろ保育園卒園式が行われ
ました。かっこいいスーツや可愛いワンピー
スを身にまとい、「おはようございます!」
と元気に登園してきた子どもたちの姿は、服
装のせいか、随分と大人びて見えました。
一人ひとりにコサージュをつけて、絵本を見
ながら開式を待ちました。
この日に読んだ絵本は「そしておめでとう」
という入園から今までを振り返る一冊です。
それぞれに思うことがあったようで、卒園と
いうことに実感が湧き始めたことが、その表
情から伝わってきました。
保護者の方はまず別室で、これまでの記録を
まとめたスライドショーを観てからの入場と
なるため、その間に子どものたちの準備も整
いました。
今回は新型コロナ感染拡大防止の点から、式
場内に入っていただく保護者は、各家庭1名
とし、希望によりもう1名参加の場合は別室
にてライブ映像の配信をご覧いただく形をと
りました。
保護者が着席すると、いよいよ入場です。何
も言わなくても、姿勢を正す所は、さすが年
長児です。ピアノの入場曲に合わせて、ゆっ
くりと歩き始めると、たくさんの拍手が迎え
てくれました。
修了証書授与は、何度練習しても緊張する瞬
間です。証書をもらう姿に、全視線が集まり
ます。園長先生の目をしっかりと見つめ、証
書を受け取ると、お父さん、お母さんの元へ
向かいました。
「いつも送り迎えをしてくれてありがとう」
「おいしいご飯を作ってくれてありがとう」
など、自分の思いを言葉で伝えることができ
ました。
この瞬間は、保護者の皆さまも、成長の喜び
と今までの育児を振り返り、胸に熱いものが
こみ上げたことと思います。
園長先生のお話を聞き、最後は卒園児の歌で
す。「6さいのうた」を感謝の気持ちを込め
て歌いました。練習の時から、歌詞の意味を
考えながら歌ってきましたが、気持ちが入り
すぎて涙する子どもの姿も見られることがあ
りました。
歌詞の中にこんなフレーズがあります。
「もう6さいになったよ。心配いらないよ大
丈夫。ランドセルを背負って前を向いて進む
よ。」
歌っている子どもたちの顔を見て、お別れの
寂しい気持ちと門出の嬉しさで胸がいっぱい
になりました。
みんながいなくなった保育室には、1日の余
韻が残っていました。
初めての集団生活を終え、新しい世界への旅
立ち。そんな日に見られた子どもたちの堂々
とした姿は素敵でした。
ばら組さん、ご卒園おめでとうございます!
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コロナ禍でいろいろな制限がある中、こうし
て卒園式ができたこと、保護者の皆さまのご
理解とご協力に、深く感謝しています。
ありがとうございました。
ばら組担任 川上 寿美